アラサーになって海外大学院留学してみた

Glasgowで感じたことをつらつらと

121日目:別れ、新年

新年早々色々あった。

楽しいこともあったし、特に人間関係でモヤモヤすることも多々あった。

しかし、今、つくづく思うのが、このブログをやっていて良かったということだ。

 

先ほど、フラットメイトの1人が別の寮に移ることを聞かされた。その子はブログでもたまに言及していた、あまり料理をしたことがないインド人女性のフラットメイトだ。待ち合わせには必ず遅刻するし、約束も守らない。私の拙い英語をしっかりと聞いてくれてとても優しいのだが、自分勝手に電話をかけてくるし、ちょっとめんどくさい。

 

そんなフラットメイトが寮からいなくなるとのこと。しかも明日。

 

前述の、彼女との今までの出来事を思い出すと、ホッとしたり嬉しくなったりするかと思っていた。日本にいた時に、たまに「薄情だね」と言われていたので、薄情じゃなく見えるように努めていたくらいの人間性なので、今までの私からしたらまず寂しくなることはないかと思っていた。

でも今の心境は、なんというか色々なものが混じり合った感情な気がする。なんとなく寂しい気がするし、悲しい気もするし。しかも少し前にあった別のモヤモヤも相まって、なんというか少なくとも穏やかな心境ではない。

 

ただ、この状況を文字に起こしてみて、ちょっとだけ平静になることができた気がするのだ。

日本にいた時、人間関係をあまりちゃんと大事にしきれていなかったな、と最近つくづく思っていて、今回もまた同じことの繰り返しか、成長していないな、というような後悔の気持ちもある。嫌な部分ばっかりみていたかもしれないし、ちょっと距離を取りすぎたかもしれない。

 

まあでも過去は変えられないので、この記事に書き留めておくことで、内省として前に進もう。

無理やりポジティブワードにしてみたが、この支離滅裂な文章からお分かりのとおり、やっぱり自分の心境ってなかなか表現しづらいし、自分のことなのになんとも分からん時がある。こういう時に人間とは複雑なものなのだと実感する。

 

ドイツ旅行を除いて、新年初めてのブログなので、今年やりたいことを書いておく。

 

  1. 修士論文を書き切る
  2. 健康に注意して定期的に運動する
  3. コミュニティを広げる
  4. 英会話に自信を持つ
  5. たくさん旅行する

 

抱負に近いかもしれない。全体を通して言えることは、どうにかして無事この留学生活を終えることだ。多分この先も色々あるだろうが、これらの抱負を意識して日々を過ごしていこうと思う。

101日目:ドイツクリスマスマーケット巡り シュトゥットガルト

ミュンヘンの次はシュトゥットガルトへ。

この辺になるとだいぶ旅の疲れが出てくる。朝起きられなくなるし、夜眠たい。笑

 

昨日ミュンヘンの観光は昨日終わらせたので、この日は午前中から次の地へ移動することにした。ミュンヘン始発だったこともあり、座席はかなり空いていた。

 

車内はこんな感じ。とっても綺麗で広々としていて快適。スーツケースなどの大型荷物を置く場所もある。


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私は今回「ジャーマンレイルパス」の7日間連続タイプを使った。これは高速列車(今回乗っているやつみたいな)も乗れるが、基本的には予約されていないところに乗るイメージで、もし予約したかったら別途5ユーロほどを払うシステムだ。

列車のタイプにもよるが、座席の横に予約されているのかが表示されているので(真ん中の写真みたいな感じ)、観光客でもわかりやすい。

自分の旅程と予約の旅程が被っていなければ座れるのだ。

 

この情報も旅の途中で気づいた。最初は「そもそもこの列車がどんな場所を通るのか知らないよ・・・!」と思ったが、列車アプリが本当に優秀で、ちゃんと列車の全旅程を教えてくれるので、ちゃんと予約区間とかぶっていないか確認することができる。

ちなみにこのドイツ旅行中、計3回座席予約をした。事前に混雑予想も教えてくれるので、それによって判断したのと、後は単純に長い移動距離だった日(ドレスデンニュルンベルク)は予約をしておいた。

結構正しい判断だったと思っていて、混雑予想がかなりあっていたのだ。大きい荷物で座席を探すのは疲れるので、ぜひ色々な情報を加味して使った方がいいと思う。

 


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そんなこんなで、ミュンヘンを旅立つ。綺麗な青空。列車もかっこいい。

自覚はしていないが、前にも記事を書いたとおり私は列車移動が苦痛ではないし、なんならちょっとテンションが上がるので、もしかしたら少し鉄ちゃんの血があるのかもしれない。

 

シュトゥットガルトへ着いた後、ホテルへ荷物を預けて、街探索へ。

目的地の広場に行く途中で、噴水のある公園に出会した。カモが可愛くて何度も写真をトライ。これは一番良さげな写真。


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次にシュロスプラッツ・シュトゥットガルトへ。

https://maps.app.goo.gl/um2fmLFKd5LnrRSj7?g_st=ic


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大きい広場で、近くに宮殿もある。観覧車がかなり目立っていた。しみじみ思うが青空バックは写真映えがすぎる。

 

そのままクリスマスマーケットのエリアへ。大きく分けて2つのゾーンがあり、上記の広場と、道を挟んですぐ隣のシラー広場( https://maps.app.goo.gl/QdTdg6mG39ZxHtjr6?g_st=ic ) に広がっていた。

個人的に、シュトゥットガルトのクリスマスマーケットが一番好きだった。

それぞれのショップの装飾が可愛くて凝っているし、全体的なイルミネーションもキラキラしていて可愛いし、混んでいていもまあまあ歩きやすいし、楽しい。

 

まだ昼だし、ワイン飲もうか飲むまいか迷いながら、可愛いお店達を巡る。

 

で、結局飲んだ!今回の旅で初めてのガラス製。なんとなく持ち帰るのが怖かったので(というそれっぽい言い訳を見つけたので、)このグラスはリターンして、夜にもう一度ワインをいただくことに決めた。

でもこのグラスもデザインが可愛かったなあ・・・一瞬のクリスマスの時期だけのものに、こんなに凝ったデザインをするところに、クリスマスがいかに大事なものなのかを感じる。そういうのいいよね。

日本にいたときは、「いやいやイベントごとにお金をかけるのって、ちょっと無駄じゃない?めんどくさくない?」みたいながっつりネガティブマインドの人間(一応参加はするけど、みたいな内心厄介なやつ)だったのだが、留学に来てちょっとそのマインドは勿体無いかも、と思い始めた。特に今、私は1年だけの留学生ということもあり、一度きりの経験を楽しまなきゃ!という思いとマッチしたのかもしれない。

 

 

シュトゥットガルトでは、特にハンドメイドのお店が可愛かった。店先にある可愛いオブジェも気になったし、商品自体も可愛いし。

 

で、可愛さに負けてこちらを購入。小さい木でできた飾り。リュックに押し込んでも壊れなさそう・・・と思い買った。可愛い。ちなみにこんな可愛いものをおじさまが売っていたのも萌えた。

 

 

ランゴスというらしい。あとで調べたら、ハンガリーのもの?らしい。これは本当にワインにあう!!平たい丸い揚げパンの上に、ガーリックオイルとチーズがかかっている食べ物。美味しかった。

この街の思い出が気に入っている理由の一つに、この日の天気も関係しているような気がする。街歩きの中で、日が落ちていく様子がとても綺麗だった。

 

 

夕暮れ時点で一度ホテルへ戻りチェックイン。今回は少し良さげなホテルを選んだのだが、ロビーから心地よい雰囲気ですぐさま気に入った。

こんな感じ。24時間営業のバーが併設されている。インテリアが好みすぎる。

 

再び街へ繰り出す。すっかり日が暮れたので、イルミネーションがより輝きを放つ。

基本的にどのクリスマスマーケットにも巨大なクリスマスツリーはあったのだが、それぞれ色味も飾り付けも違った。今回のは目立った飾り付け無しで青とゴールド系のライトアップ。うん。これも綺麗。

 

高台から撮った広場。屋台の煙も見えてなんだか幻想的。

 

ちなみにこの日は日曜日。道中で知ったのだが、ドイツでは日曜日、ほとんどのスーパーが閉まっているらしい。なるほど、やらかした。私の毎夜ビール計画が・・・!と思っていたら、駅の近くに1軒やっているお店を発見。ちょっとお高めの、自然派を売りにしているっぽいお店だったが、さすがドイツであり、ビールの種類は豊富。

 

 

翌朝はホテルの朝食ビュッフェへ。

卵を手に取ったら、目が合った。

 

ドイツ旅行もあとわずか。いざ次の目的地へ。

100日目:ドイツクリスマスマーケット巡り ミュンヘン

ニュルンベルクの次はミュンヘンへ。ミュンヘンは初めてではなかったのだが、前に来たときは単なる列車の乗り換えだったので、こうやってじっくり街を歩くのは初めてだ。

お昼過ぎくらいにミュンヘンへ到着し、ホテルへ直行。荷物を預けて街へ繰り出すことに。

今回のホテルはメインのクリスマスマーケットから徒歩圏内。

ホテル選びは毎回迷う。もちろん土地勘はないわけだが、その旅で自分が行きたいところをピックアップしておき、そこへのアクセスの利便性と、値段、口コミなどから総合的に判断して決める。クリスマス時期だったので、全体的にやっぱり値段はちょっと高かった。かつ円安(対主要通貨)なので、いくつかの都市では少し遠いところを選んだ。(が、結果的にトラムを使う羽目になるので、近くてちょっと高い方が安かったかもしれないが、まあ次の機会の反省点とする。)

 

ミュンヘンのホテルでは、チェックイン時間前だったので部屋には入れなかったものの、なぜか先にルームキーのカードをもらえた。再度チェックイン手続きをしなくていいらしい。これはこれでありがたい。

 

 

この日のミュンヘンは、きれいな晴天だった。歩いていて気持ちがいいし、何より写真を撮るのが楽しい。
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ミュンヘンのクリスマスマーケットは、ショップのデコレーションが凝っているタイプ。いくつかのマーケットを巡ってきて、おそらくショップの装飾は統一感があるところと、それぞれ工夫して競っているところと、二分されるんじゃないかと思う。どちらもキラキラしていて可愛くて楽しいのだが、個人的にはそれぞれ個性を出しているタイプの方が見ていて面白い。

 

ショッピングストリートみたいなところを歩いていると、ハリボーのお店を発見。


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かなり賑わっていた。ちなみにそもそもハリボーのファンでもないのだが、種類がむちゃくちゃ多かった。ビーガンのものもあったりして、さすが本場だと感じる。店の奥には量り売りコーナーがあり、そこが特に盛況だった。

 

お酒を飲むには早いなと思い(注:クリスマスマーケットに行く=ワインを飲む、なので)、先に観光地を訪れることに。

 

行ったのはレジテンツという宮殿。

https://maps.app.goo.gl/CSb78j1jVQLPjev76?g_st=ic

ここ、恐ろしいほどに入り口が分かりづらかった。Googleマップでシンプルに「レジデンツ」と検索してしまうと、ちょっと違う入り口が出てきてしまうので、15分くらいうろうろした記憶がある。

レジデンツ 美術館」で検索し直し、やっとこさたどり着いた。ちなみに入り口は下の左側の写真。ちゃんと見ておかないと結構見過ごす感じ。

ここのおすすめポイントは、日本語のオーディオガイドがあること。チケットを買った場所のすぐ近くで入手できるので(チケット代に含まれていると思う。)、日本人旅行者は絶対持って行った方が良い。

まず、めちゃくちゃ広かったし、見応えがすごかった。オーディオガイドもあったことから、正味2時間くらいはかかった気がする。

 


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特に私は部屋の調度品が好きだった。一番左のは「キリンピアノ(オルガン?だったかも)」で一番のお気に入り。フォルムが可愛い。曲線なんて難しいだろうに、凝っていてほんと好き。

右二つの椅子と机はセットだ。机の脚の部分なんて、こんなにグニャッとしている必要ないのに、凝っているところが権力の象徴感があって好き。


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たっぷり宮殿を堪能した後は、クリスマスマーケットへ。

マリエン広場周辺にいくつかのマーケットがあったので、巡っては飲み、巡っては飲みを繰り返した。楽しい。

ミュンヘンでのグルメで美味しかったのがこちら。

ペンネっぽいショートパスタに、チーズクリーム(と、もしかしたらジャガイモのペースト?)が絡まった一品。これがワインにむちゃくちゃ合う。ちょっと濃いめの味付けで、美味しかった。

 


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ミュンヘンでももちろんグリューワインをいただく。マグカップをお土産に決めたのは本当に正解だったと思う。その土地の柄があしらわれているので、見返したときに思い出せる。

さて、次の場所は一番行きたかったところだ。

 

 

99日目:ドイツクリスマスマーケット巡り ニュルンベルク

ドレスデンの次はニュルンベルクへ。

この移動が一番長くて、しかも2回乗り換えがあったので、結構緊張した。でもやっぱりアプリのおかげでかなりスムーズに動けた気がする。

 


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ニュルンベルクの駅はこんな感じ。ぶっちゃけどの駅もおんなじような感じに思えてきた・・・疲れか。

 

ニュルンベルクで取った宿は、クリスマスマーケットから少し離れていて、トラムを使う必要があった。宿に荷物を置いて、早速クリスマスマーケットへ。 

 

最寄りのトラム停車駅から歩いて向かっていると、その道中からもうテンション上がる。イルミネーションがとっても可愛くて綺麗。

 


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こんな感じ。まず色合いが好き。ベージュっぽい建物とゴールドのイルミネーションが最高にマッチしてると思う。そしてこの時は雨上がりだったので、地面に反射するのもオシャレ。

 

着いた!

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ここがメインのクリスマスマーケット。広めの広場に、整然と店が並んでいる感じ。配置もそれぞれの場所で違う。ここはきっちり並んでいる感じ。あとイルミネーションとともに連なるキャラクターたちが印象的。何なのかはわからないが、可愛い。 

 

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広場は教会を取り囲む感じになっているので、奥にはライトアップされた教会とその前にステージが。この時はバンドが生演奏してました。 

 

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お店の様子。クリスマスの飾り可愛くて大量にあった。欲しかったなあ・・・!!あとはでっかいハートのお菓子なのだが、これは結構首からかけている人を見た。さすがに一人で首からぶら下げる勇気はなかったのだが、クリスマスマーケットに来ている人たちにはちょくちょくサンタハットとかトナカイの角カチューシャとかをつけている人がいて(しかも大人ね!子供じゃない!)、装いからしっかり楽しんでいる印象。そういうの素敵だなあと思う。恥ずかしさって特に日本人は強い気がするけど、楽しむ時は楽しむっていうのがむちゃくちゃ素敵な姿勢だなって思う。

 

 


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今回のワインのお供はこちら。まさかの甘い系。

何たらクーヘンと書いてあった。これ結構美味しかった!

クッキーっぽい見た目なんだけど、サクサク食感じゃなくてしっとりめ。焼きたてを出してくれた。アーモンドが入っていて、香ばしい。香りがとてもいい。サイズが大小あって、写真のは大きいサイズ。美味しかった。

 


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キャラクターたちが気に入ってしまい、結構たくさん写真を取った。何とも言えないゆるさ。

 

 

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マーケット付近をぶらぶら探索していたら、何とラクダが!!謎。本当に謎。

小屋みたいなのが仮設で作られてあって、このラクダ以外にも別の種類が何頭かいた。ロバ?ポニー?ちょっとよくわからないが、子供が餌をあげていた。面白い。

 

探索後は恒例のスーパーへ寄り道タイム。


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このプレッツェル型のサラミ、とっても美味しかった!!パケ買いって海外ではまあまあの博打だと思っているが、今回の旅は勝率高そうだ。

ビールも全て美味しかった。

 

次の日は、出発まで観光地を巡ることに。

まずはニュルンベルク城。高台にあって、そこからの眺めがとても良い。

ちなみに結構な急勾配なので、大きな荷物とか、キャリーケースを持っている方には不向きかもしれない。実際、このときの私は登山リュックを背負っていたので、登りも下りも結構大変だった。あと石畳が滑りそうで怖かった。でも行く価値はあったと思う。


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その足でもう一度クリスマスマーケットへ。

パッと目に留まったこちらをチョイス。

 

平たい揚げパン?みたいな感じで、シナモンシュガーや、写真のようなイラストの白砂糖アレンジなど、いくつか味があった気がする。これはサクサクで美味しい。もう一回食べたい。ちなみに揚げたてなのでめちゃくちゃ熱い。

 

ギリギリまでニュルンベルクを満喫したところで、いざ次の目的地へ。

 

98日目:ドイツクリスマスマーケット巡り 車中

列車の旅、結構私は好きだったりする。

これを書いているのも実は車中だったりする。

今乗っている列車は、日本の新幹線みたいな座席の感じで、私の号車は2階建てになっている。むちゃくちゃ綺麗で快適。窓もきれい!(個人的な統計だけども、海外の列車の窓って大体汚い。)結構車窓からの眺めをぼけっとしながら楽しんでいる。

たまにはふと、日本と全然違うなあ・・・世界は広いなあ・・・自分はまだまだちっぽけだなあ・・・とかありふれたことを思いながら感傷に浸る時もあるけど、大体は何も考えずにぼーっとしている。



とか言いながら今気づいたのだが、車窓から見るドイツの森は、何となく寂しい感じがする。何でだろう。

何というか、全体的に黒くて、ところどころ薄い赤茶色みたいな感じで。季節も影響しているのかもしれない。落葉樹が多いのかな。(落葉樹というワードが出てこずググりました)あと細い木が多い。

 

だからなに?というわけでもないのだが、そんなことを考えたり考えなかったりして、列車の旅を楽しんでいる。

 

そういえば昨日乗った列車は、一つの号車に何個か部屋があるタイプで、ハリポタの列車みたいな作りだった。(中身はもう少し近代的で快適。ちゃんと電源タップもある。)

そういうタイプの列車は初めてだったので面白かった。コンパートメントというのか?名前はよく分からない。約2時間、知らない方々とほぼ個室で過ごすのはややビビったが、平穏な時間を過ごせた。

 

昨日は初めてジャーマンレイルパスを使ったのだが、ちょっとしたアクシデントがあった。

このパスをアプリ経由で使っているのだが、使い方をちゃんと理解していなかった。

パスそのものを「アクティベート」する必要があるのはわかっていて、それはしていたが、その画面を検札の時に見せたら、すごい剣幕で「何だそれは!私はみたことない!ちゃんとしたバーコードを出せ!(※想像。ドイツ語だったので)」と言われた。

どうやら、パスそのものをアクティベートしたあと、実際に乗る列車をアプリで登録の上、バーコード(QRみたいな)を出力する必要があったのだ。

あとで改めて説明を読んだら、しっかりそのことが書いてあったのだが、パスそのもののアクティベートさえすればいいという思い込みがあったかもしれない。思い込みって怖い。

 

あの時は本当に焦った。ドイツは容赦無く列車の罰金を取ると聞いていたので、一瞬諦めて罰金を払うことも頭によぎった。検札の人にパスポート取られるし、その人はドイツ語しか話してくれないし、かなりパニックになってしまった。しかし隣にいた優しい方とアプリを確認し、すぐにバーコードをゲットすることができた。しかもその方、どこかへ行ってしまった検札の人に、その旨を伝えに行ってくれた。結果、事なきを得た。

 

私は結構一人旅をしている方だが、痛感するのは外国で「知らなかったから」は通用しないということ。一定程度の下調べはマスト。(と自分に言い聞かせている。)

 

そんなこんなでハプニングもありつつ、ドイツの列車旅は快適である。今日は長旅だ。

98日目:ドイツクリスマスマーケット巡り ドレスデン

ベルリンの次はドレスデンへ。

まず駅に降り立つと、可愛いオブジェがお出迎え。クリスマスマーケットの場所だけじゃなく、駅からもうすでにクリスマスらしさが出ていて、テンションが上がる。
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宿へ荷物を置いて、いざクリスマスマーケットへ。


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ドレスデンは、それぞれの屋台の装飾がかなり凝っている印象。見ているだけでメルヘンな気分になれる。


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もちろんツリーもあった。この配色も可愛い。星のひそかなアクセントが良い。

 

今回のグルメはこちらを選んだ。ちょっと名前はわからないが、芋の千切りを薄く揚げたもの。2枚セットだけどいい?と聞かれ、ちょっと心配になったが、ペロリといけた。美味しい。


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ドレスデンのマグカップ。くすみカラーが可愛い。普通に普段使いできそう。


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ドレスデンはおとぎ話をモチーフにしたオブジェが結構多くて、子供も楽しめる印象。全体的に可愛い。


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一通りマーケットを楽しんだあと、近くの観光地へ。

まず君主の行列という壁画の場所へ。

https://maps.app.goo.gl/XYRBiJxe69fwtSEj6?g_st=ic

 


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想像より大きい。あとちゃんとライトアップされているので、夜の観光でも問題ない。今回はスケジュール上夜しか来られなかったが、そんな方にもおすすめ。

 

次はツヴィンガー宮殿へ。

https://maps.app.goo.gl/BiJNEB4t8gfcSmfb7?g_st=ic

中には入れなかったが、外側の一部はライトアップされていて見ることができた。

ただ、何となくバイオハザードのゲームの世界観に似ていて、ちょっと一人ではビビってしまった。笑


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宿への帰り道、スーパーへ。

さすがドイツ。ハムもソーセージもたくさん!今回の宿がアパートメントタイプなので、キッチンがある。おつまみの幅が広がるのが嬉しい。

 

ソーセージ数個と、ビールと、次の日の朝ごはんのサンドイッチとヨーグルト、お菓子を購入。ちなみにこのサンドイッチは結局忘れて行った。残念。


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次の日は手作りチーズケーキが有名なお店へ。ただ残念ながら時間がなかったので、テイクアウトでいただくことに。いざ次の目的地へ。

 

 

97日目:ドイツクリスマスマーケット巡り ベルリン

まずは最初のクリスマスマーケット、ベルリンへ。

 

旅行ってまずは交通機関の使い方が緊張する。空港から市内へ向かう列車が、ドイツで使う初めての交通機関になる。

 

まず言語を英語に設定して、あとは何となく進めていけばどうにかなった。(ドイツはゾーン制チケットが主流らしく、どのゾーンなのかは一応調べておいた。)

そのあとホームにある機械で打刻をして(これがマスト!!といろんなホームページに書いてあったのでビビりながら行った。。。笑)、いざ乗車。

今の時代、本当に観光がしやすくなったと思う。というのも、ドイツの列車のアプリで、列車のタイムテーブルを簡単に探せるし、プラットホームも教えてくれる。遅延情報もリアルタイムで教えてくれるのだ。

プラットホームがわかるのは本当に大きい。海外だと「〇〇行き」って言われてもどこか分からないし、間違えたら逆方向へ行ってしまうかもしれない。だから本当に助かる。

 

 

車内。めちゃくちゃ綺麗。スコットランドの列車より断然綺麗。

本当はホテルへチェックインして、荷物を置いた後にクリスマスマーケットへ行く予定だったが、飛行機の遅延により到着が遅れたのと、マーケットが22時までだったので、そのまま直行することに。

 

 

マーケット最寄りの駅から降りると、かわいい信号機が。何だっけこれ!と思いつつ、とりあえずマーケットへ急ぐ。

 

 

着いた!ベルリンではベーベル広場を訪問。ちなみにここは入場料がかかる。(2ユーロくらい。事前購入もできるし、その場でも帰る。)

https://maps.app.goo.gl/1UKEeoYsk4nLpoXMA?g_st=ic

入る前からもうキラキラしていて、テンションが高まる。かわいい!

 

この星形のオーナメントが幻想的で綺麗。荷物が少なかったら買いたかった。

あとで調べたら、これは「ヘルンフートの星」というらしい。

 

あいにくの雨にもかかわらず、大勢の人で賑わっている。

ツリーも豪華で迫力がある。赤と白の配色がかわいい。

 

早速グルーワインを購入。シナモンのきいたホットワインで、あつあつ。甘い。ワイン嫌いでも飲みやすい。美味しい。

購入時にカップデポジット代を払う。ちなみに今回の旅では、このマグカップをお土産にする予定だ。

絵柄がかわいい。ちゃんと都市名と2023年というのが入っているので、記念になる。

 

ソーセージも購入。種類が多くてどれがいいのか分からなかったので、直感で購入。美味しい!!!

一人旅のデメリットはあまり感じないのだが、1つ挙げるとすれば食べ物をシェアできないことだ。こういった屋台での食べ歩きの時、色々試してみたい!と思うのだが、そんなに試せない。今回もこのソーセージで限界。

 

マーケットにあった熊。熊はベルリンのシンボルらしい。知らなかった。

 

 

帰りにスーパーへ寄って色々購入。

このREWEというスーパーは街のあちこちで見る。とても使いやすい。

 

 

ホテルで晩酌の続きを。

お腹いっぱいだったのでは??と思うだろうが、今回の旅の目的はクリスマスマーケット巡りと、そう、ビールなのだ。色々試さなくてはならない。これはミッションに近い。

どっちも美味しかった!

 

次の朝はまず近くのカフェで朝食。このパニーニなかなか美味しい。

そして午前中はベルリンを観光。

まずはベルリンの壁記念館へ。

https://maps.app.goo.gl/BTc3xK95KNNULLQLA?g_st=ic

 

記念館の前の公園にはベルリンの壁の一部が保存されている。

 


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記念館は入場料無料。でも見応えがすごい。

建物の上へ上がれるようになっており、そこからは当時のベルリンの壁のスケールを感じることができる。

 

続いてベルリン王宮へ。

https://maps.app.goo.gl/bWoUFdYCPgejuWe2A?g_st=ic


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ここでもクリスマスマーケットがやっていたので、ワッフルを購入。甘い。

 

最後に、昨夜見た信号機のキャラクターの店へ。

アンペルマンというらしい。かわいい。


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店内には横断歩道のオブジェがあったり、訪れるだけでかわいい。テンションあがる。

記念にポストカードを購入。袋までかわいい。来て良かった。

宿へ荷物を取りに戻ったあと、次の目的地であるドレスデンへ。とても楽しみました。